それマグで!

知識はカップより、マグでゆっくり頂きます。 takuya_1stのブログ

習慣に早くから配慮した者は、 おそらく人生の実りも大きい。

雇用保険のリスク計算は払う人が損する仕組み

みんな雇用保険について知らなすぎる。ハローワークの役割も知らないんじゃないか。そんな話を職場でしてい多時に教えてもらったことをブログに書いておきます。
雇用保険について以前の職場で教えてもらった。その内容は次の通り。「雇用保険料は、給与によって決まる。失業給付金は給与に応じて支給されるから、給与が高いほど保険料が高い。」これは変じゃないか。なぜ変なのか?それは

失業リスクが低い人の保険料が高い。

長く勤めていれば保険料が上がる。これっておかしくないか。長期に働く人は失業しにくい。給与が高い役員が失業するリスクは小さいよね。給与が高い人は評価が高く解雇されにくい。給与が高いとは、辞職しづらい。だから失業リスクが低い。しかし、保険金が高い。

保険料は月額給与で決まる

保険料と呼ばれるが、実際は給与額に応じた累進課税方式で雇用保険料が決まる。

車の保険と比べてみると。

事故率が低いドライバーは保険料が安くなる。事故歴(保険金支払い)は保険料を押し上げる。

雇用保険料は全く逆

失業リスクが低い労働者は保険料が高くなる。失業歴(保険金支払い)は保険料を押し下げる。

もらえばもらうほど得をする

会社都合でいったん解雇して、数ヶ月後に同じ人を再雇用すると会社も労働者も丸儲け。なんだこの仕組みは。セイフティーネット?ふざけてるんじゃないかと思った。

雇用保険の「保険」という名前が不適切。

保険ならリスク計算で料率が算定されるべきだ。30年間勤続している労働者には安くするべき。若年者の労働を安定させるために若年者を雇用すれば会社が負担するべきだろう。

派遣とかも問題。

派遣社員は離職率が高い。短期労働者ほど解雇率が高い。また若年者ほど離職率が高い。派遣は失業リスクが高いので派遣会社は失業リスクに応じた失業給付金の積み立てを「未払給付金」みたいな未払費用で積み上げておくべきだ。

NHKの論点が変じゃないか

雇用保険の財源がないとか雇用保険の加入が減ったとかいう前に、雇用保険を職業保証税と名前を改めてリスクに応じた課税にするべきだろうと思った。NHKスペシャルを見ながら思った。


あと失業給付金や雇用保険、年金の仕組みを知らない人が多すぎる。仕組みの学習を妨げる源泉徴収などいますぐやめて、国民全員が電子申告するべきだ。源泉徴収は税務署の仕事を企業に肩代わりさせているだけ。電子申告が出来るならもはや不要の制度だ。会社の経理にプライバシーが筒抜けになるのがいやだと思う。