些細な一言が他人を傷つけたり、些細な一言が心に刺さって、傷が深く立ち上がれない。そんな経験は誰しもあると思います。僕もたくさん経験してきました。言いたい放題言ってるわけだし、他人を傷つけたり、問題を起こすこともある。たくさんの人を傷つけたり、たくさん傷ついた。
言葉はナイフ。
言葉はナイフです。言葉は世界を切り取り、理解の補助する。言葉がなければ何も生まれない。ナイフを他人に向けないよう教わるのに、僕らは言葉を他人に向けないよう、明確に習うことはないかな。言葉は便利な道具です。使い方を誤ると、心に深く突き刺さる。
殴ってもいい場所と、ダメな場所。
喧嘩はしてもいい。でも目を狙っちゃいけない。頭を殴っちゃいけない。そうならなうよね。なぜ目を狙っちゃいけないか?それは取り返しがつかないからだ。簡単に傷つけられるのに、永遠に取り返しが付かない。骨は折れても元通り。でも目はダメだ。拳は武器だ。凶器だ。そう身体の使い方を習うよね。小さな力で相手を再起不能にできちゃうんだから。。
発していい言葉と、ダメな言葉。
口喧嘩もしてもいい。でも、相手の内面やコンプレックスをついちゃダメだ。性格を否定したらダメだ。なぜか、それは取り返しがつかない。自尊心を傷つけたら元通りにはならない。コンプレックスを増やすだけだからだ。そうすると人間関係も壊れてしまう。「食べ過ぎたらダメだよ。」この程度ならいい。でも「食べ過ぎて我慢出来ない、お前はダメだ。」「我慢のないやつは最低だ。」と言っちゃだめだ。言葉も凶器だ。身体の使い方を習うように、言葉の使い方を学ばなくちゃいけない。
触れてはいけないこと
相手の身体のデリケートな部分に触れたらダメだよね。相手が大事してる部分に触れてはいけないこと。言葉だって同じだ。相手の大事にしているもの、大切にしている思い出に安易に触れちゃいけない。相手の思い出に触れる言葉は慎重に、それは相手の外性器を触るように慎重に。距離を縮めるんだよ。
心は目に見えない。
だから我慢しなくていいんだよ。言われたときは、相手の見えるよう主張しよう。心が辛い時は我慢しちゃダメ。ちゃんと目に見える形で主張しよう。言葉以外もアリだ。相手の些細な一言が突き刺さったら、ちゃんとそれを眼に見えるように態度にだそう。そういう我慢はしなくてもいい。でもね、出来る限り笑顔でいてほしいな。笑顔で不快な思いをしたことを伝えるのが理想だよ。笑顔で拒否の気持ちを伝えられたら、その時にオトナとして一人前らしいよ。
言葉は自分に向けよう。
たとえば、相手が食欲を我慢出来ない人だとしても、「我慢出来ないの?」って聞くのではなく、「食べ過ぎちゃうアナタを見ていて心配だな。心が痛いな。」なんて言えたらいいよね。夜更かししちゃう人がいたら、「眠れないの?そっか。それは不安が募るよね、まぁ眠くなるまで一緒にいるわ」と言えばいい。たとえ先に寝ちゃったとしても、心は何故か温かい。俺はガチホモかと思ったほど、そいつの存在が有難かった。
言葉の使い方を学ぼう。
「何大卒ですか?」なんて聞くバカが居る。「部活とかやってました?」って聞けばいい。相手に学歴コンプレックスがあったり、望んで無い大学進学だってあるよね。だから遠回しに聞くんだ。「なんか筋肉多いよね。部活とかやってました?」って。もし「はい、大学時代にアメフトを。」って回答があれば、大卒ってわかるよね。質問は上手にやろう。知りたいことを知るために質問は別にストレート聞く必要はない。
だけど、想像と、読み取ることは違う。
蛇足だけど、想像をふくらませたらいけない。相手は「大学時代にアメフト」と答えただけで、卒業したとは言ってない。だから質問を注ぐんだ「最近はやってないんですか?」って、「卒業してからはやってないなぁ。卒業ぎりぎりまでやってましたよ。単位やばかった」って答えがあれば、卒業したとわかる。うっかり前の質問で、早とちりで卒業と想像してたら、中退のコンプレックスを啄いちゃうかもしれない。言葉と質問は武器だから上手に使うといい。
だけどもし傷つけたら?
すぐに謝ろう。すぐにだ。その場で。たとえ仲裁があってその場が収まっても、相手に直接謝ろう。
なんでコイツ怒ってるかわからないんだけど。
それもすぐに、笑顔で「ごめんね。」という。
なんでこれくらいで怒るの?
いやそれは相手にとって、触れてほしくないことだったんだよ。だからまず謝ろう。
些細な冗談でマジギレして空気壊すなよ。
いやそれは、相手にとって、言われたくなかったことだから、空気を盾にしてもだめだ。相手に空気嫁というまえに、自分の行動を振り返えるほうが建設的かな。それくらいでマジギレすんなよ。と思う前に、「ちゃんと目に見える形で表現してくれてよかった」と思うほうが建設的。
時に言葉は凶器だから。
基本笑顔。そしてコンプレックスには触れない。別の質問で代替できるなら、ストレートには聞かない。そして笑顔で。これが日本という人口高密度社会で生きる上の知恵だとおもう。欧米人から見ると婉曲的で面倒かもしれないけど。それは社会と人間関係をうまく回す知恵なんだよ。
部活を聞くテクニックは。
日野原重明先生の本から習いました。こうやって「ワンパターンな質問」を飛躍的に膨らますことが出来るよ。「大学は?研究は?どこ出身?何が好き?」なんて質問は飽き飽きだよねー
ワンパターンな質問になってないかい?質問が何故必要か?その質問は別の質問で代替できないかな?。ずっと遠まわしにでもいいんだ。聞くんだったら色々な質問で代替してみよう。そのほうが話が膨らむよ。
コンプレックスを煽っちゃいけない。
誰しもコンプレックスや劣等感はあるし、自尊心がなければ死んでしまう。「泥棒といえば人は盗む。」これが真実。出来ない出来ないって言い続けたら本当に出来ない子になる。僕の友人のある人は、無理して身長を伸ばそうとしたし。*1ある人は空を飛ぼうとした、ある人は献血に挑戦したし、ある人は電車に勝負を挑んだ。強くないのに強くなろうとして無茶な勝負をしたもんだ。ある人は、早く良くなろうとより多めに薬を飲んだ。みんな早く良くなって認めてもらおうと必死だっった。必死だったよ。
コンプレックスを刺激しちゃダメなんだよ。何より怖いのはコンプレックスが何処にあるか見えないことなんだ。だから傷つけたらすぐに謝ろう。出来ることなら傷つけないように慎重に言葉を選ぼう。
貴方がつらい言葉を言われたら、その場で脊髄反射して拒否を明確にしよう。目に見えない心だから、ちゃんと眼に見えるよう主張してみよう。我慢しちゃダメ。我慢して考えて悩むくらいならその場で喧嘩したほうがすっきりするから。
そしてもし、他人の主張を見かけたら、「よく言ってくれたね」って受け入れてあげて欲しい。どうしてそんな事言うの、言い訳すんなとか、空気嫁とか、我慢しろとか言っちゃだめだよ。コンプレックスを煽るとコンプレックスを克服するために、すぐ無茶をするからね。
甘えじゃない。
甘えじゃない。若い人には辛く当たることが教育だと勘違いしてる人がよくいる。アレさ家族がいる若い人ならいいんだよ。仕事でいくら厳しいことを言われてもちゃんと帰る場所があって、ちゃんと家族がいれば。自尊心はちゃんと貯金されるから。仕事で自尊心をすり減らそうが、またきっと貯金して出なおしてくるんだ。だから若い人に厳しく言うと育つんだ。それは「厳しく」が有効じゃなくて、若いうちは家族のサポートがあるからなんだよ。よく思い上がってる人がいるけど、、、ね
*1:アレは本当に悲しかった。