それマグで!

知識はカップより、マグでゆっくり頂きます。 takuya_1stのブログ

習慣に早くから配慮した者は、 おそらく人生の実りも大きい。

USBメモリ(フラッシュドライブ)がお亡くなりになったので

USB メモリが寿命を迎えました。

USBフラッシュドライブで、Ubuntuを入れたり、MacOSを外部ブートで入れたり、Windowsのインストールディスクになったり、OPNSenseのインストールディスクなったり、ずっと活躍してくれた、USBフラッシュドライブが亡くなりました。

USBドライブが寿命を迎えるとき

USBドライブは寿命を迎えると、「読み込み専用」になるようです。ファームウェアによりデータ保護のために、読み込み専用になるんですね。

dmseg です。

一見すると、正常に動作してそうですが。

[725469.458704] usb-storage 1-1.3:1.0: USB Mass Storage device detected
[725469.463140] scsi host1: usb-storage 1-1.3:1.0
[725470.480671] scsi 1:0:0:0: Direct-Access     SanDisk  Ultra Fit        1.00 PQ: 0 ANSI: 6
[725470.482221] sd 1:0:0:0: Attached scsi generic sg0 type 0
[725470.482706] sd 1:0:0:0: [sdb] 30031250 512-byte logical blocks: (15.4 GB/14.3 GiB)
[725470.484410] sd 1:0:0:0: [sdb] Write Protect is on
[725470.484420] sd 1:0:0:0: [sdb] Mode Sense: 43 00 80 00
[725470.485081] sd 1:0:0:0: [sdb] Write cache: disabled, read cache: enabled, doesn't support DPO or FUA

hdparm を見ると。

READ ONLY になっています。

takuya@raspi-ubuntu:~$ sudo hdparm  /dev/sdb

/dev/sdb:
SG_IO: bad/missing sense data, sb[]:  f0 00 05 00 00 00 00 14 00 00 00 00 20 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00
 multcount     =  0 (off)
 readonly      =  1 (on)
 readahead     = 256 (on)
 geometry      = 14663/64/32, sectors = 30031250, start = 0

これが、データ保護のためにREAD ONLYになるってやつですね。

mount しても

takuya@raspi-ubuntu:~$ sudo mount -o rw /dev/sdb1 /mnt
mount: /mnt: WARNING: device write-protected, mounted read-only.

リードオンリーです。

強引に読み込み専用フラグを無視しても

hdparm で読み込み専用のフラグを外しても。

takuya@raspi-ubuntu:~$ sudo hdparm -r0 /dev/sdb

/dev/sdb:
 setting readonly to 0 (off)
 readonly      =  0 (off)
takuya@raspi-ubuntu:~$ sudo mount -o rw /dev/sdb1 /mnt
mount: /mnt: WARNING: device write-protected, mounted read-only.

もう、二度と書き込みができるようにはならないようです。お疲れ様でした。

いろいろ、コマンドを試したけどエラーメッセージは微妙に違いますね。

mkfs

takuya@raspi-ubuntu:~$ sudo mkfs.ext4 /dev/sdb
mke2fs 1.45.5 (07-Jan-2020)
Found a dos partition table in /dev/sdb
Proceed anyway? (y,N) y
/dev/sdb: Read-only file system while setting up superblock

wipefs

takuya@raspi-ubuntu:~$ sudo wipefs -a /dev/sdb
wipefs: error: /dev/sdb: probing initialization failed: Read-only file system

fdisk

takuya@raspi-ubuntu:~$ sudo fdisk /dev/sdb

Welcome to fdisk (util-linux 2.34).
Changes will remain in memory only, until you decide to write them.
Be careful before using the write command.

fdisk: cannot open /dev/sdb: Read-only file system

fsck

takuya@raspi-ubuntu:~$ sudo fsck.vfat -f -v /dev/sdb1
fsck.fat 4.1 (2017-01-24)
open: Read-only file system

数年間お疲れ様でした。

これから先に、USBフラッシュドライブが即死したときに、こんなエラーがでたら寿命だよって気づくために、記録を残しておきます。

保証申請

保証申請もありますが、型番や保証書、買ったときのレシートなどが必要です。

どんなときでも、レシートは残しておく必要がありますね。

また、海外リテール品は国内サポート窓口では一切のサポートを受けられません。

保証申請を考えるのであれば、国内向け正規品を買っておく必要があります。

高額・大容量は買わないこと。

USBフラッシュドライブは、大容量になればなるほど、故障時の精神的・金銭的ダメージが大きくなる。紛失のダメージも大きい。 そんなに良いものを求める理由はありません。良いものがほしいときは、現代では、nvme/STAT3の2230/2280のSSDをUSBドライブ化する事を考えたほうが良いですよ。SDカードはすぐ壊れるので、おすすめしませんが、ドライブレコーダー用の長寿命SDカードなら、大容量で高額なUSBフラッシュドライブよりもマシな選択肢です。

1000円までで安いものを買って置くのが良いと思います。

8GB・16GB・32GBだと、32GBのほうが書き込み速度が出ます。そういうのは考慮していいと思う。 USB2.0USB3.0であれば、読み書き速度がボトルネックになるので、ほとんど差がありません。が、USB3.0/3.1のほうが比較的マシなUSBメモリの内部構造になってると思われます。

暗号化機能?そんなものはソフトウェアでやるべきです。