前回まで
前回までで、スクリプトを使ってスプレッドシート側に操作ができるようになった。
今回は、ファイル分割。
単純な作業であれば、1つのファイルに全部書いていけばいいのでしょう。 しかし、まともにスクリプトを書くなら、ファイルに分割して書きたくなります。
今回は、ファイル分割をしてスクリプトを使う方法を見ていきます。
関数ファイルを追加する。
最初に用意されるファイルはコード.gs
( 英語版は CODE.gs )がファイル名のデフォルトになっている。
好きなファイル名で追加することができる。
メニューからファイルを追加を選んで押す。
スクリプトを選ぶ
好きな名前でファイルを追加できる。拡張子は入力不要
関数はグローバル空間に追加される。
作成したファイルは、起動前にすべてロードされる。そしてファイル中のグローバルな空間に関数として追加される。関数を追加するといつでも使えると思っていい。
関数以外のスクリプト
関数じゃなく、次のようにベタ書きしたスクリプトは、スクリプト起動前に実行される。
これは、関数を実行する前に実行されます。タイミングはロード時です。関数実行前に、全ファイルをロードします。関数外のスクリプトは、このロード時に実行されるので注意。
ロード順=ファイル名の順
ロードの順序はファイルの順序(名前順)になる。ロード時に実行される関数を作るのであれば、ロード順にも配慮しないとだめ。
たとえば、同名の関数があれば後から読まれた関数で上書きされる。
ファイル名の順番でロードが後になるファイルで先のファイルに書かれた関数が、上書きされる。そのため後ファイルに置いた関数が優先される。
デフォルトの myFunction は、名前被りが多いです。ロード順に注意しないと、関数が実行されない。と悩む原因になります。
続く
長いので分割しました、次回に続く→06