身内全員の印鑑登録と印鑑証明が必要だったので、ついでに印鑑登録について調べてきた。
印鑑登録とは
書類に捺印の際に、その印鑑が正しいことを、第三者機関である行政(住民票がある市区町村)が証明してくれる。
つまり三者間認証ですね。
重要な取引の際の署名捺印の正しさを証明するもの。
印鑑登録と住民票
印鑑登録は「住所地」の市区町村に届けて登録する。
印鑑登録を行うと、印鑑登録証(カード)が発行される
カードを持参すると印鑑登録証明書の発行が可能
転居して、住民票を移し自治体が変わったら、住民票の転出日に印鑑登録も無効化される。(自治体を変わる例 神戸市→横浜市 )
印鑑登録と戸籍(結婚して新戸籍で改姓)
印鑑登録は姓名のいずれかで登録することが出来る。
姓で登録した印鑑登録は、入籍し姓が変わるなど改姓があると、印鑑登録は無効になる。
逆に、名で登録した印鑑登録は、入籍し姓が変わっても継続して利用が可能。
住所地と結婚
結婚で戸籍が変わっても、転出なしなら印鑑登録は有効、継続利用可能。
結婚で姓が変わってしまうと、姓で登録した印鑑登録は無効化。
結婚後に転出してしまうと、印鑑登録は無効化。
結婚だけでなく養子縁組などで姓が変わるときも同様ですね。
印鑑登録は「住民票」に紐付いたものですね。
登録に必要なもの
登録に必要な物は当たり前のもの。
- 印鑑
- 身分証
- 現金
の3点セット。
- 印鑑
- 印影の大きさが8ミリの正方形を超えるもの
- 印影の大きさがまたは25ミリの正方形に収まるもの
- 氏、もしくは名を表しているもの。
- 名前以外の記載がないもの(法人名や肩書が入ってたら不可)
- 硬質のもの(ゴム印不可)で、変形しないもの。
- 印影が鮮明で、判読ができる印鑑。
- 身分証明書
- 住基カード(写真付き
- パスポート
- 免許証
- その他、身分証(学生証+キャッシュカードなど)
- 現金
- 登録とカード発行に数百円
- 証明書発行に数百円
登録と同時に証明書を発行することが出来る。
委任状手続き
委任状で申請する場合は、一旦書類を提出し、その後、郵送で照会をする(これも三者間認証にちかい)
登録後に、登録証が郵送されてくる。
登録印について
殆どの印鑑は大丈夫。なんなら100均で売ってるものも登録は可能。
ただ、安い印鑑で適当に登録するとあとで面倒なので、ちゃんとメモを残す必要がある。
高い印鑑を用いても改姓で無効化されるので、名を使った印を作るとイイ。
なんなら、手彫りでも構わない。
印刀と印台と印材があれば、簡単に彫れる。篆刻セットでパパっと作るといいかもしれない。
私も、昔、書道展で使うために篆刻した印で登録しようとおもう。