免許証やマイナンバーカードに旧姓併記ができるようになった。 しかし、実際には「通用」できないことがわかる。
旧姓併記をしても現状何もメリットがないことがわかった
旧姓併記についてアレコレ、試行錯誤してる人も多い。
http://megamikostation.com/maiden-name-writing/ https://www.dailyshincho.jp/article/2019/11251131/?all=1&page=1
ネットを調べると旧姓併記で試行錯誤して五里霧中のなか挫折している人が数多くいる。
旧姓の通用は、「通称利用」という厳しい壁が立ちはだかる。それはLGBTの方々が名前や性別を変えるよりとても大変で、しかも理解が得られない。なんなら、在日朝鮮人の方々のほうが「通称利用」に正当な理由が認めらやすい、とても矛盾を孕んだ制度になっている。
銀行で旧姓利用に成功した例。
ネットを調べると、条件付きながら、旧姓の利用に成功した方々のブログが見つかる。銀行などで冷笑を浴びながら、粘り強く辛抱強く交渉してようやく認められるようだ。
「通称名関係届を提出すれば、旧姓が使用できるようにいたします」と対応を変えた。はじめは「できません」としか言わなかったが、旧姓を通称として使用している場合、その名義で口座を作ることを認める特例があるそうだ。
ちゃんと説明すれば、対応できるようだ。
手続きに要した時間は、交渉も含めて1時間強。「旧姓を仕事で使用している」などの合理的な理由が必要とはいえ、証明までは求められない点で、より旧姓での口座使用が容易になったと思われる。総務省が旧姓使用を制度として後押ししているというのもプラスに働いたのかもしれない。
なるほど、銀行は緩和されたみたいですね。
緩和されているとはいえ、支店長クラスの決裁が必要ということになっている
信用金庫で試してみた。
地元の信用金庫でチャレンジしたが、「絶対ダメ」と言われた上、「支店長に相談」のうえ、銀行として対応を検討する。時間が必要という。
急いでいたので、旧姓利用を諦め、新規口座開設をし直すことになった。
ゆうちょ銀行
信用金庫でもだめだったし、ゆうちょ銀行(現在日本で最大規模の口座数を保持する、消費者に一番身近な金融機関)でチャレンジしたがだめだったので、電凸してみた。
とりあえず、ゆうちょ銀行に凸撃する。 https://www.jp-bank.japanpost.jp/contact/ctt_index.html
電話を掛けて、ゆうちょ銀行に突撃しておいた。
Q 旧姓併記した身分証があれば名前変更なくそのまま使えるのではないのか。 A できません。ゆうちょ銀行では一切できません。お名前変更のお届けを出して頂く必要がございます。 Q 総務省から全銀協などを通して、協力の要請が2017年頃にあったと思いますが、4年間も何もしてないのですか 仕事などで、振り込みを受ける際に不便なので、旧姓併記の身分証をを通用させたいのですが、何が必要ですか? A できないのです。ゆうちょ銀行として、旧姓併記の身分証を「氏名の変更がされたこと」の確認はできます。 なにかしら手続きが、必要になったときに「名前の変更」が必要になります、併記では身分証として使えません。 Q 旧姓併記の身分証ができて数年経ちますが、ホームページに記載は無いのですか。 A 結婚の際には、届け出の名前を変更していただくとと記載があります。 Q 併記の身分証について記載はありますか?と聞いてるのですが? A ですから、結婚など名前が変わられた際は Q だーかーら、旧姓併記の身分証の名前使えません。対応しませんと、HPに記載、これが有るのか無いのか? A ですから、結婚など・・ Q はいー、、、ないのですね?。わかりました。 A 他になにか Q 大丈夫です。記載は無いこと、旧姓併記の利用に対応しない。とわかったので十分です。ありがとうございました。 A ありがとうございました。
夫婦別姓は異世界のお話?
参考WEB記事においても、苦言が呈されていた。
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/11251131/?all=1&page=4
しかし、自民党の安倍晋三首相は7月3日の夫婦別姓に関する党首討論会で夫婦別姓制度を「認めない」姿勢を貫いている。 旧姓を住民票に併記できるようになったことは、姓を変更した側の不便を少し解消してくれた。しかし、「特例」扱いでようやく銀行口座を使える程度では、まだまだ「夫婦別姓制度はなくても大丈夫」とはいえない状況だ。 選択制夫婦別姓制度の導入や、旧姓を本名同様に扱えるシーンの拡大など、今後の展開に期待したい。
人間の尊厳に関わる部分なので「基本的人権」だと私は思うんだが。どうだろうか。