たとえば、大学生が、ゼミで発表するとする。
ゼミで発表するために、まず資料を収集するでしょ? 次にその資料をコピーし、付箋を貼り、マーカーを引き、コメントを入れる。
最後に、自分の発表のドキュメントを作る。資料を見ながら。
この文章、ゼミをプログラム、資料をブログに置き換えると、ネットの話になる。
ゼミを、旅行、資料をホテル検索に切り替えたりすると、日常になる。
Permalinkが完成した以上、ブックマークは進化しなくてはだめだ。
ブログを読んで気に入った記事をブックマーク。それだけではダメだろう。
ブックマークは付箋、栞(しおり)の意味だ。Permalinkが登場したことでブックマークが「お気に入りサイト」の意味から「参考資料、引用記事」の意味が強くなり、ブラウザのブックマークは本来のブックマークの意味に近くなる。
さらにそれをネットのあちら側に置くことが出来て、すべての研究論文が、すべての図書資料がネットのあちら側にあれば、時間と場所に縛られず、研究活動が出来る。
いや、研究活動に限らない。プログラムを書くことでも良い。旅行に使うホテルの選定でも良い。値上がりしそうな株をチョイスしておくことでも良い。
ブックマークはWEBサービスAPIと同じくらい重要なインフラになるんじゃないかと。