exiftool でタイムスタンプを確認する
exif に設定された写真の日時・タイムスタンプを確認する。
exiftool -time:all -s IMG_6862.jpg
次のような出力が得られる。
takuya@mac:~ $ exiftool -time:all -s IMG_6862.jpg FileModifyDate : 2022:06:07 22:59:13+09:00 FileAccessDate : 2022:06:16 00:47:35+09:00 FileInodeChangeDate : 2022:06:13 20:02:41+09:00 ModifyDate : 2022:06:07 22:58:57 DateTimeOriginal : 2022:06:07 22:58:57 CreateDate : 2022:06:07 22:58:57 OffsetTime : +09:00 OffsetTimeOriginal : +09:00 OffsetTimeDigitized : +09:00 SubSecTimeOriginal : 301 SubSecTimeDigitized : 301 ProfileDateTime : 2017:07:07 13:22:32 SubSecCreateDate : 2022:06:07 22:58:57.301+09:00 SubSecDateTimeOriginal : 2022:06:07 22:58:57.301+09:00 SubSecModifyDate : 2022:06:07 22:58:57+09:00
ただし、FileModifyDate・FileInodeChangeDate・FileAccessDateについてはファイルシステムから取得した値で、写真ファイルに埋め込まれた値ではない。
名前に空白を入れない -s
空白を入れるとコマンドから再利用しにくいので -s
を使って、出力をCamelCaseにしている。
-s を点けない場合
-s
なしでは、次のような出力になった
exiftool -time:all IMG_6862.jpg
名前に空白が含まれる。
File Modification Date/Time : 2022:06:07 22:59:13+09:00 File Access Date/Time : 2022:06:16 00:47:35+09:00 File Inode Change Date/Time : 2022:06:13 20:02:41+09:00 Modify Date : 2022:06:07 22:58:57 Date/Time Original : 2022:06:07 22:58:57 Create Date : 2022:06:07 22:58:57 Offset Time : +09:00 Offset Time Original : +09:00 Offset Time Digitized : +09:00 Sub Sec Time Original : 301 Sub Sec Time Digitized : 301 Profile Date Time : 2017:07:07 13:22:32 Create Date : 2022:06:07 22:58:57.301+09:00 Date/Time Original : 2022:06:07 22:58:57.301+09:00 Modify Date : 2022:06:07 22:58:57+09:00
-a をつけると重複を取れる
Exifはタグで書き込まれているだけなので、同じキーに複数回の値を設定することができる。編集ソフトを使って冗長に何度も書き込まれている場合もあるので、それを確認する。
exiftool -a -s -time:all IMG_6862.jpg
上記のコマンドだと、DatetimeOriginalやCreateDateが何回も出力されることがある。EXIF編集を追記追記で適当にやった場合にそのようなミスがわかるので便利。
特に写真の日付は撮影者から人手を経るたびに何らかの編集ソフトでうっかり同じKEY-VAULEを書き加えてしまうことがあるので、日付がおかしいなと思ったら -a
でチェックするのも手だ。
特定の値(撮影日)だけを見たい
撮影日だけ見たいとき
exiftool -datetimeoriginal -s *.jpg
作成日だけ見たいとき
exiftool -creatdate -s *.jpg
ファイルシステム上の更新日を見たいとき
exiftool -FileModifyDate -s *.jpg
複数を指定もできる。
複数個書いて、見たいものだけ指定するのもありだ
exiftool -FileModifyDate -DatetimeOriginal -s *.jpg
mov の場合
mov ファイルはQuicktimeなので、createDateでなくCreationDateで入ってることがある。
exiftool -CreationTime -s *.jpg
参考資料
- man exiftool