それマグで!

知識はカップより、マグでゆっくり頂きます。 takuya_1stのブログ

習慣に早くから配慮した者は、 おそらく人生の実りも大きい。

GNUの信者になりました。

GPL汚染とかいわれたり、コピーレフトや義務云々の話を読んだりしていると、GNUってちょっと・・・と思ってた。
でも最近の状況を見るにつけ、ストールマンは正しいんじゃないかと僕も信じ始めた。

ストールマンの書籍を読むキッカケ

このエントリを読んで、ストールマンを『再発見』した。

ストールマンが30年も我々に警告してきた脅威なのだ。それなのに我々は、私も含めて、彼を真面目に取り合って来なかった。しかし、世界が変わろうとしている今この時、自分のデバイスで実行されているコードを検証できるということの大切さは、誰の目にも明らかである。もし、我々が、自分の所有するコンピューターを検証することができなければ、我々は奴隷だ。

本の虫: リチャード・ストールマンは常に正しかった

孫引きですが、其の言葉が自分の不安に一致するものがあった。


ストールマンのエッセイ集をよんだ。

ストールマンの言ってることってそんなに間違ってないんじゃないかと、気になってきたので。よんだ。



フリーソフトウェアと自由な社会 ―Richard M. Stallmanエッセイ集 [単行本]

研究室にあったので、昼飯や電車で読んでた。寝る前にも読んでた。

結論から言うと全部読む必要はないし。ちょっと内容も話題となるソフトウェアも古い。でも序盤のLinuxではなくGNU/Linuxと呼ぶべき理由あたりまでは一気に読むことができて頭に気持よく入った。


先輩方には聞かされてきた。ストールマンなんて汚いオッサンで、GNUなんて宗教だよ。あんなもので飯を食えるはずがない。そう一笑に付しているのを聞かされてきた。だからストールマンやコピーレフトに良いイメージを持つわけがなかった。

著作権保護されていないPCを使えない時代が来てる。

しかし実際は違った。ダウンロード違法化、DVD私的複製の禁止が立法府を通過した。それ以前から徐々に自由は奪われている。

たとえば、モニタに繋ぐケーブル。

HDMIケーブル接続だけでしかHD画質が見れない時代が来てる。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/20110210_426002.html
http://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/20110204_424700.html

ちょっとずつ、自由は制限されていく。

10年前のコンテンツを見ることができないだろうし。著作権が解決しなくて再販されないアニメやTV番組も多い、再生機器が保護機構に対応できず捨てられ見れなくなったメディアやデータも多い。

自由なLinuxパソコンを持ってるだけで職質されそう

近い将来、著作権保護のため、監視プログラムのインストールが義務付けられるだろう。監視ソフトの未インストールのパソコンを販売・使用することが違法にされる。その次代が来てもおかしくないし。HDDのデータを全部チェックするプログラムが未実行だと違反の疑いで調査されることになるだろう。自由なOS使ってるだけで警察から疑いの目を向けられる。そんな時代はさすがに勘弁してほしい。

著作権監視ソフトがDVDコピープログラムをウイルスとして駆除する時代は、もうそこまでやってきてるさ。


漠然とした不安の先にあったのGNUの思想だった。ストールマンは正しかった。

オープンソースは楽園じゃなかったよね。

最後の理由ですが、 OSS でモジュールを公開すると、うまくすれば利用者がつきます。モジュールを使うユーザーは他のモジュールと同じようにあなたの会社の OSS を利用し、そして、勝手にバグを発見します。

僕が社内ライブラリを OSS 化すべきだと思う3つの理由 - 鳩舎

公開するモチベーションが、公開しておけば誰かが見つけてくれるというものであれば、たぶんOSSとして成立しないんじゃないでしょうか。
彼の語るOSSはrubygemsCPANのパッケージ位の事を指していて、オープンソースの統合パッケージプロダクトとゴッチャになってるんじゃないかな。

オープンソースにも競争はあるし開発者の奪い合いやドキュメント整備だったりカスタマイズだったり一杯やることはあるとおもうな。だったらはじめからオープンソースをベースに開発を進めていき、カスタマイズや追加開発メインにシフトして行くほうが幸せだと思う。ストールマンもそう言ってる。

ソースコードが自由に編集できることが基盤。

自由に見れて、自由に改造できる。それがあってこそ、ソフトウェア公開してユーザーがつく基礎部分にあって。
ちゃんと、ソースコードが公開されてて、ユーザーが時間を掛けて改造して、使ってて、その時にいきなり公開やめました。とかありえないわけで。実際にいっぱいそういう不安はつきまとって、Sunの買収で大騒ぎになってたりする。社内政治に振り回されるソフトを使ってもらうのは大変だと思う。。。

ストールマンの言う自由は強烈だし。


ストールマンの考えた最強のライセンスと彼の考えた理想の世界を実現するためのGNU。彼は自由が何かをちゃんと考えてるし。彼が守ろうとしているものは朧気ながら理解することができた。

彼くらいの強烈な理想と原理主義がモチベーションにあってGNUlinuxが成立してる。うちのソフトをオープンソースにしたら・・・っていう気軽な感じはちょっと僕には理解できかねた。

オープンソース」の呼称は、GNUのフリー思想に縛られたくない数多の気持ちから生まれたそうだ。GNUを知ったいまは、それは違うと思える。ストストールマンは、自由なソフトを作り使うことで守れるのは「お金に変えられない価値」って言ってる気がする。

最後に GNUが一番似合うのは公務員

公共のお役所こそオープンソース(いやフリーソフトウェア)を使うべきだと思いました。


GNU一般ライセンスを採用してたら、もっと違う結果だったろうと思うニュースを挙げます。

年金システム開発が1年以上停滞 受注企業がギブアップ、違約金を払う
高木浩光@自宅の日記 - 三菱図書館システムMELIL旧型の欠陥、アニメ化 - 岡崎図書館事件(7)

どちらにしても、ITベンダ会社との契約がシステム納品であってソースコード納品じゃないのが原因だと思うな。

システム会社が変わっても大丈夫なように、システム会社に縛られたりベンダにロックインされたり適当なソフトウェア実装や運営を許すくらいなら、発注元がGNU一般ライセンスで発注するべきだと思うし。ソフトウェア会社が自社のライブラリを公開するより、発注元の意識改革がずっと重要だ。

お役所はGNU一般ライセンスで納品させるべき

GNU一般ライセンスなら一部を改変しても、シス屋に「それ契約違反です。サポートできません」と脅されずに済む、自治体発注担当「そう?じゃぁ別の会社にカスタマイズ発注するからいいよ。」と涼しい顔の返事できる。

ソースコードがあるから大きな顔をすることができて、足元を見られることもない。お役所こそGNU思想を知ってほしい。LibraOfficeでコスト削減とか言ってないで、そもそもシステムのソースコードを手元に残さないとだめだよね。「納品ドキュメントがあります」で済まされない。足元を見られないようにフリーソフトウェアを発注するべきだと思います。

逼迫する地方自治体の予算を考えると、自治体クラウド()をやってるより、自治体間でソースコードを共有したほうが幸せな未来が待ってる。と僕は感じている。



補足

JA福岡市では約400台のパソコンを使用している。そのうち7割でMicrosoft Office(MS Office)を今後新たに購入しないことで、約840万円のコスト削減を見込んでいる。

ニュース - JA福岡市がLibreOffice導入、MS Officeから移行で約840万円削減見込む:ITpro

これって400台x2.1万円=840万円ということになる。つまり、これを全台に買い直す想定だったという計算か。。。いや違うか団体で利用できない。『4.2万のボリュームライセンス版Standardを全台導入1800万 - LibraOffice関連の発注1000万=800万』というんが妥当なところか。てかドキュメント作るならWikiでいーんじゃね?

うーむ。僕の目にはOffice2007のリボンが無理!って原因でLibraOfficeに決まった、そのようにしか見えないんだけどな。

補足


コスト削減の道具にすぎないと思うのは(・A・)イクナイ!!

コピーレフトやGNU思想はソフトウェア技術者のためだけの思想じゃない。発注側のGNU信者が必要だ。

作ったものをオープンソースで公開も(・A・)タリナイ!!

OSS開発を希望するなら、GNU思想を発注者にも布教し最初からデュアル/ライセンスで開発をはじめることを考えてみてもいいと思う。

補足

タイトルのGNU信者ってのはGPL信者と書いたほうがいいけど。GPLというよりストールマン信者というか。GNUプロジェクト思想信者というのは長すぎるので、GNU信者。がなんか自分的にしっくりきました。

GPLちゃんとマダ理解できて無いヒヨッ子なので、いろいろ間違ってると思うの、指摘していただけると嬉しいです。

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