debian のバックポートを利用する。
debian のバックポートは、公式サービスになっています。
Debian -- ニュース -- backports サービスが公式になりました
sources.list.d に加える。
直接 /etc/apt/sources.list に追記してもいいのですが、sources.list.d で分割した方が管理しやすいと思います。
echo 'deb http://deb.debian.org/debian stretch-backports main' > \ /etc/apt/sources.list.d/backports.list apt-get update
ミラーサーバを利用する
ミラーサーバーを使った方がみんなが嬉しいだろうと思うので、ミラーサーバを(さくら)を使うことにする。
公式になったということは、Debianのミラーサーバにもdistとして用意されているということになる。
さくらのミラーサーバでのBackports
ミラーサーバの場合のバックポーツの利用例
URLを変えるだけでいい。
echo 'deb http://debian-mirror.sakura.ne.jp/debian stretch-backports main' > \ /etc/apt/sources.list.d/backports.list apt-get update
バックポーツを指定したインストール
apt の man を見るとターゲットリリースが指定できるので、どのリリースを使うか指定できる
概要 apt [-h] [-o=config_string] [-c=config_file] [-t=target_release] [-a=architecture] {list | search | show | update | install pkg [{=pkg_version_number | /target_release}]... | remove pkg... | upgrade | full-upgrade | edit-sources | {-v | --version} | {-h | --help}}
リリースを指定したインストール・検索
通常リリースや、backports を指定して検索して見る
stretch-backports を指定して検索
root@acid:~# apt search -t stretch-backports nodejs-dev ソート中... 完了 全文検索... 完了 nodejs-dev/stretch-backports 8.11.1~dfsg-2~bpo9+1 amd64 evented I/O for V8 javascript (development files)
stretch を指定
root@acid:~# apt search -t stretch nodejs-dev ソート中... 完了 全文検索... 完了 nodejs-dev/stable 4.8.2~dfsg-1 amd64 evented I/O for V8 javascript (development files)
まぁ公式なので気にせず使えるのがメリットですよね。
backports にあるパッケージを入れてみる
sudo apt install cockpit
ok
参考資料
https://q-three.com/archives/293#apt_jessie-backports
Debian -- ニュース -- backports サービスが公式になりました
man apt