玄箱をDebian(etch)した。しかし。apt-get でlenny まで更新(dist-upgrade)できない。理由を調べると lenny からは2.6.x系のカーネルが必須とのこと。中途半端に更新ちゃった玄箱(Debian etch化済み)は諦めた方が良く、ゼロからlenny環境にする。
Debian化のメリット
- Sambaがutf-8になる
- ビルド済みパッケージが使える
- NTFSをUSBでつないで使える。
デメリットは
Debianのただの黒い箱になってしまいます。2.6カーネルでもかなり快適に動いてます。PPCは偉大だな。ARMの玄箱PROはもっさりしてて残念。
Debian (lenny) 化した玄箱のカーネルを入れ替える
Debian lenny化は次のサイトを参考に。
玄箱に Debian 5.0 (lenny) をインストールする - Revulo's Laboratory
lenny インストール手順おさらい
- EMモードにする
- EMモードでパーティションを切り直す(表1:パーティション状態参照)
- /dev/hda1 に玄箱のオリジナルLinuxを入れる
- /dev/hda1 の /tmp にrevulo.com提供のDebianインストーラー一式を持ってくる(合計9ファイル)
- インストーラーを実行する。
起動は、 /dev/hda1 → /dev/hda1/etc/kuro_boot.conf → loader.o → /boot/vmlimux.bin , root=/dev/hda3 → /dev/hda3 なかんじ。
パーティション状態
パーティション | サイズ | 用途 |
---|---|---|
/dev/hda1 | 2GB 前後 | lenny起動用Linux |
/dev/hda2 | 256MB | swap |
/dev/hda3 | 10GB 程度 | lenny 用 |
/dev/hda4 | 残り全部 | データ用(samba) |
カーネルを更新する。
- MontVistaLinux から lenny を起動している場合。
- 起動の順番から /dev/hda1/boot/vimlinux.bin がカーネルになるので、カーネル更新時は /dev/hda1 をmountして更新する。
カーネルの更新
次の3ファイルを更新する。
takuya@KURO-BOX:~$ ls -lt /mnt2/boot 合計 14088 -rw-r--r-- 1 root root 34873 2010-10-07 20:38 .config # -rw-r--r-- 1 root root 688226 2010-10-07 20:38 System.map # これら3ファイル -rwxr-xr-x 1 root root 2941061 2010-10-07 20:37 vmlinux.bin # (略)
カーネルモジュールの更新
カーネルのモジュールは /lib/modules/ におく、カーネルを変えた場合は、モジュールも必要。
モジュールは配布されているものか、コンパイルして作る。
sudo depmod -F /boot/System.map -a 2.6.25.1-kurobox #/lib/modulesに置いたもの
カーネルにM : モジュール組み込みしたものはココで入れる