SSDは性能が容量などで変わる
SSDの書き込み速度は、その容量で大きく変わる。SSDは満遍なく書き込むのと、寿命を意識し書込み回数を制御するので、容量が大きいほうが書込み速度が速くなり、寿命も長い。
そのため、容量を無視してSSDの書込み速度・TBWを単純に比較してはいけない。
そんなの当たり前じゃん?と思うじゃん?でも販売サイトの商品紹介ではその点が全く考慮されてないのです。
AmazonのSSDスペック記載がいい加減な例。
メーカーサイトには、最大(2TB)が参考値として書いてあるので、それを採用し、512GBでもありえない高速性能が表記されている。*1
メーカサイトを見てみましょう。
容量によって、速度は変わります。「最大」と明記されている、
データシートを見てみましょう。
データシートを見ればわかりますが、容量により性能が異なります。
容量別の速度に注目
データシートをよく見て容量別の速度に着目して比較してみましょう。
Amazonサイトはこの違いを無視。
Amazonの商品詳細のページでは、これらのメーカー提供のデータ・シートを無視して、最大容量の最大値を平然と書いてます。容量ごとにバリエーションとして選択ボタンを設置しているのにもかからわず。です。
速度大・TBW大=容量大
容量が大きいほうが、TBWも大きいのは当たり前ですし、書き込み速度も速いのです。
他メーカーでも同じこと
XPG(ADATA)以外のSSDでも同じ現象があります。
次の例は。CrucialのSSDの商品詳細ページですが、容量ごとに速度が異なるとは書いていませんね。
Amazonを始めパソコン販売店では、メーカーホームページに記載されている数値(上記の例だと最大値=2TBのもの)をそのままコピペしており、アマゾンの商品説明ページでは、まったくわからない。という現象が起きています。
SSDを買うときには、「メーカー」の「詳細」をみて、同一シリーズでも容量やTLS/QLCなどをちゃんと意識して購入したほうがいいと思われます。
アマゾンの商品詳細は注意深くみる。
冒頭のアマゾンの商品ページは一つ前の型番XPG8100のもので、最新商品XPG8200ではは更新されたものもあるようです。
ただ、この商品も「アマゾン販売」なのか、マケプレ販売なのかわかりません。マケプレ出品者が用意した商品説明の画像かもしれません。よってアマゾンの商品詳細のカタログスペックはルールが明文化されてないと思われます。
他にもあります。
このような例は、他にもあります、カカクコムは修正されましたが、他のサイト(以下の例はビックカメラ)では、データシートを見ずに転記しています。
SSD難しい
SSDが身近な商品になり、購入機会が増えたのですが、油断してると地雷を踏みぬきますね。