Gnu COBOL なるものが増えていたので、Cygwinでも動かしてみよう。
cygwin のインストール
cygwin のインストールは次を参照 ⇛ WindowsにCygwinをインストールし、初期設定する。 - それマグで!
cygwin にビルド環境を作る
cygwin (x86)にビルド環境を作ったときのログを参照 ⇛ Cygwinにビルド環境を作る - それマグで!
Gnu Cobol を取得してコンパイルする
取得
wget -O gnu-cbl.tgz http://sourceforge.net/projects/open-cobol/files/latest/download?source=files
展開
tar zxvf gnu-cbl.tgz
依存モジュールの追加
いろいろ依存パッケージがある。
nucursesやBerkleyDB など
apt-cyg install libdb4.8-devel apt-cyg install db4.8
gmp
apt-cyg install gmp apt-cyg install libgmp-devel
コンパイルなのでヘッダファイルを含む パッケージ名-devel をインストール
コンパイル
cd gnu-cobol-1.1 ./configure make make check && make install
make check は長いので省略可
Hello world
じゃぁHello Worldをやってみる
echo - > ~/hello.cob 123456*8901234567890123456789012345678901234567890 IDENTIFICATION DIVISION. PROGRAM-ID. HELLO. PROCEDURE DIVISION. DISPLAY "Hello World!". STOP RUN. ^D
コンパイルして実行
cobc -x ~/hello.cob ~/hello.exe
これでHello Worldは通る
注意
このコンパイル方法は、COBOLの勉強用にとりあえずコンパイルできたら良い。その程度の用途で調べたものです。Cygwin dll に依存した gcc を使ってるはずなので、COBLE単体で動かすためにはcygwin.dll 依存のない、mingw-gcc のほうでコンパイルした方がいいはずです。
mingw-gcc は cygwn のインストーラーで、インストールします。alias gcc=mingw-gccXXXXX とすれば大丈夫です。