それマグで!

知識はカップより、マグでゆっくり頂きます。 takuya_1stのブログ

習慣に早くから配慮した者は、 おそらく人生の実りも大きい。

PQI Air Cardという、市販品で最小サイズのLinuxを買ってきた

PQI Air Card を買いました。

IMG_6243

Photo-U tv のSDカードに挿そうと思って買いました。

IMG_6242

Photo-U TV は写真を自動更新できない。

Photo−U TVはau で配ってたんでもらってきました。フォトパネルとして使おうと思って。

SDカードからの写真を読み取ることが出来ますが、Wifi経由で写真をフォトパネルに入れることが出来ない。

au cloud ()を契約して3G経由で写真を送るしかない

だったら、SDカード+LinuxにしてそこにSSHで送り込め。

という、発想で買いました。

SDカードにDeropBearのSSHカードでログインするまでの手順

SDカードからサーバーに写真を投げるのも便利ですが、その逆、SDカードにSSHでデータを送信すれば、Wifiストレージが非搭載なフォトパネルでも十分に活用できそうでしょ。

  1. MacBookProのSDスロットに差し込んで初期化
  2. DCIM フォルダ作る
  3. 起動を確認
  4. http://192.168.1.1/ 接続して、ルーターに接続するように設定。
  5. カスタムbusyboxなどarmのファイル一式を突っ込む
  6. DCIMフォルダにautoruns.shを作成
  7. 起動して、PQI Air CardのSSIDに接続
  8. 抜き差しして再起動

Mac OSX からSDカードを触る時の注意

削除は、.Trash というゴミ箱ファイルを作ってソコに削除される。

明示的に削除するには、「ゴミ箱を空」にしたうえで、一旦マウント解除すると反映される。

Macbookでマウント autorun.shを使うのが基本

autorun.sh をSDカードのトップディレクトリに作っておくと、自動的に接続してくれる。コレを作るのがすべてのスタート地点

DCIM フォルダは作っておくべき

MacでSDカードをフォーマットすると、DCIMフォルダが作られない。PQI Air Cardはデジカメで使うことを前提にしているので、ないと起動が遅かったり初期化リスタートが続いたのだろうか。Wifiが起動に時間が必要だった。

起動を確認⇛SSIDの出現で確認

PQI Air Card

というSSIDが出てきたら起動成功。あとはこのSSIDに接続。

起動までに結構時間がかかる時があるので、気長に。

192.168.1.1 で設定を編集

専用アプリより、WEB画面のほうが手っ取り早いです。

スクリーンショット 2014-12-07 21.53.22

SD_ROOT/DCIM/122_TREK にモジュールを突っ込む

ここは展開した、ZIPの構造とほぼ同じものなので見たらわかると思う

autorun.sh を編集。

まぁ色々と、必要な物をln -s していきます。

SSHd のログインは id:root/pw:admin になっています。

#!/bin/sh
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/bin/* /bin/
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/usr/bin/* /usr/bin/
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/usr/local /usr/local
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/usr/lib /usr/lib
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/usr/include /usr/include
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/usr/libexec /usr/libexec
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/sbin/* /sbin/
rm /lib/libpthread.so.0
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/lib/* /lib/
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/etc/* /etc/
#ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/www/cgi-bin/connect2hotspot.cgi /www/cgi-bin/
#ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/www/* /www/
#ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/www/cgi-bin/* /www/cgi-bin/
rm /bin/vi
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox /bin/vi
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox /bin/top
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox /bin/awk
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox /bin/dd
rm /usr/bin/hexdump
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox /usr/bin/hexdump
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox /bin/killall
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox /bin/less
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox /bin/passwd
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox /bin/sed
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox /bin/tar
#rm /usr/bin/telnet
#ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox /usr/bin/telnet
ln -s /mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox /bin/whoami


# ssh
# user: root password: admin
dropbear -A -N root -C admin -U 0 -G 0
# public key auth
#dropbear -A -N root -C '-' -U 0 -G 0 -R /mnt/sd/DCIM/122_TREK/authorized_keys2 -s
# kill telnetd
#killall telnetd
#ftp
#killall tcpsvd
#tcpsvd 0 21 ftpd -w / &

# connect to Hotspots
sleep 5
/usr/bin/w2 &

ping を打ち続けて、起動を確認

カードのIPがDHCPサーバーからの発行されたことを確認して、ping を打っておけばいい。

起動したら、telnetsshで接続

抜き差しして再起動を何度か確認

ping を打ったまま、抜き差しして、起動を確認。何度かかやってると壊れることがあるのでその時は設定を確認

MAC アドレスの確認

PQI Air Cardの裏側に書いてあります。

起動しなくなったら

autorun.shを空っぽにすると、ノーカスタムで起動する。

/mnt/ についてのメモ

/mnt/mtd にWifi接続などの設定が保存されていて、SDカード初期化しても消えないようになっている。

# mount
proc on /proc type proc (0)
/dev/mtdblock0 on /mnt/mtd type jffs2 (0)
none on /dev/pts type devpts (mode=0622)
/dev/mmcblk0p1 on /mnt/sd type vfat (shortname=winnt,iocharset=utf8,rw)

SDカードへの書き込み

echo 1 > /mnt/sd/`date -I`
sync;
sync;

と何度かSyncすると、PQILinux側だけでなく、ホスト側のMacbookからもファイルが見られるようになった。

SDカードは「複数台から同時マウントRW」とか想定してないから、sync したりunmount/mount したりちょっと工夫が必要だったりした。

Photo−U TVに差し込み⇛起動しない。

さて、ここから本題のPhoto−U TVなんですが、、

Photo−U TVにPQI Air Cardを突っ込んで、Wifiから写真を更新したりPhotoStreamと同期するフォトパネルになると思ったんですが。。。。

Photo−U TVのSDスロットで、PQI Air Card のLinuxは起動しませんでした。

残念。Photo−U TVというゴミを活用するためにPQI Air card + マイクロSDカードで約5000円も使ってたのに、使えない。ゴミ増やしてしまったった。

ゴミ増やしてしまった。

Photo−U TVは、もう少し遠慮すれば使えるものになったと思うのに、au Cloud 必須とか、WifiついてるのにWifiはMmiracast専用とか。スピーカーついてるのにBluetoothついてないとか、テレビのアンテナ性能がひどくて地デジがまるで見れないとか。

Wifi経由のインターフェースがアレばよかったのにねぇ。au cloud 推しのために、本来の性能を殺されてるのが悲哀だった。

ゴミ増えた。。。。

SDカード・スロットついてる系の機器なんていまどき殆ど無いしなぁ、使用用途が限られてるなぁ。

SDカード付きカーナビとかに突っ込んだら活用できるかも・・・

参考資料

http://hitoriblog.com/?p=12627

FlucardでプログラムとかCGIとか|とんすけぶろぐ