大阪都構想が出てきてた。
完全ノーマークだったし、期待してなかった。Youtubeで何気なく見てた。大阪市都構想のマニフェストは良かった。
大阪市都構想は世代間の闘争だった。
いままでは、６０歳以上の投票率が、あまりにも高いので、高齢者優遇がエゲツなかった。
バラマキの筆頭は敬老パス。
敬老パス⇛９０億円
これは、敬老パスは電車乗り放題で得票数を稼いでた現実があったし、大阪市役所としても路線バスの乗車率・利用率の水増しに貢献しただろう。高齢者と市役所と議会の利益が一致してて揺るがせなかった聖域にメスが入ってた。これはいいことだ。
天下り利権団体の縮小もしてた。
天下り団体は市役所事業（清掃・水道・港湾・交通）の早期引退組などで運営されるはず。これもほぼ、高齢者で構成されていて、団体の結束を利用した投票率の票田になってた。
これも「２０−４０代」にたいする裏切り行為だったのでチャンと見てるな。と思った。
余った予算を「教育に」
教育に余った数十億円をぶん回して
小中学校にエアコン導入
英語教育の充実
iPad の配布
学校給食の作成
塾予算１万円配布
エアコン導入するから「夏休みは短縮でいいよね」っていうことで８・２６日から二学期開始。
おもしろいね。
小中学校の医療費補助
小中学校の医療費無料にしてた。でも無料にすると、タカる人が増えるので、診療一回５００円、月額上限金額を決定してた。
高齢者から若年者へ
集票マシーンだった高齢者の特権を減らして、未来への投資に切り替えていた。これはまさに世代間闘争。今までは、集票マシーンとして扱いやすい高齢者にバラマキバラマキの優遇にたいして、集票マシーンとして機能しない青年壮年期の世代にはまるでメリットのない政治だった。
これからは現役世代にメリットを変えて行く予定らしい。ただ不安も残る。理想実現できるのかな。来年の統一地方選挙が楽しみです。世代間の投票率に影響が出てほしい。都構想は高齢者にどうせ勝てないと思ってた世代が投票に行ける内容ですね。
ここからが、未来の大阪
大阪なんて、ここ何十年も停滞してて、なにも変化がない社会だった。それがようやく新しいことが始まってて面白くなった。
橋下徹 新しい大阪はこのように生まれ変わる！大阪都構想 完成！初披露！ - YouTube
各区に応じた戦略ってのがいいね。
現状の区割りで、全て同じように市政を運営していて、市内地域ごとに応じた戦略が皆無だという指摘にはナカナカ感心しました。
教育に投資しても働く場所がないんだよ。
地方行政がいくら教育に投資しても投資しても無意味なんだ・・・地方の予算で必死に教育した子どもたちは成人して、優秀な人ほど、東京都に吸い上げられていく。このスパイラルを何とか出来るのは、日本でもまだ働く場所がある大阪市だけ。
もし大阪市都構想で有効求人倍率を倍増できるなら、ちゃんと経済が回り始める。暗いニュースが多かったOSAKAに明るい話題が出来そうで楽しみです。
企業を誘致して回せるか
梅田と天王寺の駅前に巨大な公園が出来るのは環境として素晴らしいので、あとはそういう付加価値な魅力を軸にどこまで、「働く場所」を作れるか。
２１世紀型産業は間違いなくITなので、データセンターが集結する野田・福島も上手に発展してくれるといいですね。特区作ってくれないかなぁ。
阪急の小林翁が考えた「都心から郊外へ」という働き方を根底から覆す必要があるんだけど、東京は地下鉄網で職住近接が実現してるんだけど、大阪はそうなってない。だから、働き方と住み方をデザインできれば、この区割りプランの未来は揺ぎないと思うんですけどね。
特に地下鉄網とバス網が大阪市の境界で切れるのが痛い。大和川を超えられない市バス。JR各私鉄の目と鼻の先にいるのに接続できない地下鉄網。放ったかしの湾岸。とくにトンネルだけ沈めて開通間近で放置中舞洲・・・そういうミッシングリンクを次々つないでくれれば嬉しいです。
地下鉄千日前線は、阪神か近鉄に売却して一体運用させたほうがいいと個人的には思います。あと１ｋｍ掘れば野田阪神に繋がる京阪の中之島駅とかも繋いで欲しいです。地下鉄延伸より京阪を野田阪神経由で北港通に放り込んで京阪に丸投げしたほうが大阪市の事業負担は少ないと思うし、JRと並走する京阪路線のほうが近畿地方交通審議会の検討にあがった京阪中之島延伸よりよっぽどいいと思うんですけどね。
