それマグで!

知識はカップより、マグでゆっくり頂きます。 takuya_1stのブログ

習慣に早くから配慮した者は、 おそらく人生の実りも大きい。

Macで画像にボカしを入れる。ImageMagickを使う。

Mac OSX Lion のプレビューで画像の編集がある程度可能です。しかし、ぼかしがどうしても出来ない。「ぼかし」よく使うから、欲しいなと思ってた。そのためだけにGIMPとかPhotoShopは面倒だし。

ボカしが簡単にできるソフトを探してみた。

見つからなかった。

ImageMagickがあるじゃないか。

結局 image magick でちょっと手作業でやることにした。

ImageMagick で画像にぼかしを入れる

まず、画像を用意する
(iphone画像 w2580デカイ)

あまりにサイズの大きいものは作業しにくいので小さくしておく

convert -resize 600 test1.jpg test2.jpg

この画像のスタンプ部分をボカスことにする

元になる画像が準備できた。

(test2:w600 に縮小、これを元にする)

座標を調べて準備する。

スタンプ部分がどの辺にあるか座標を調べる。
これはプレビューで適当に箱型選択をすると調べることが出来る。

(プレビューでもある程度サイズが分かる。)

プレビューで選択範囲作れば、座標を調べることが出来る。ボカしを入れるんだから神経質に正確な値が不要。だからプレビューとかでも十分。

準備ができたら、ボカし作業をはじめる。

作業は、

  1. 切り出し
  2. 切り出し部分をボカし
  3. ボカし部分で上書き合成

の順番です。

はじめに、画像を切り出す

大体のサイズがわかれば、それに向かって切り出します。

convert test2.jpg -crop 160x160+330+260 test3.jpg

160x160+330+260 は 縦幅x横幅+X座標+Y座標 です。今回は160x160の正方形を 座標(330,260)から切り出しました。もちろん左上が(0,0,)です。

切り出しました。

(test3)

次に、切り出した部分をボカス

切り出した画像をぼかします

convert test3.jpg -gaussian-blur 5x10 test4.jpg

画像のwidth の 5〜10%のRadiusだと手っ取り早く文字が隠れてくれました。

フィルタ掛けたレイヤーできた。

(test4)

最後に、ぼかした部分を元画像に重ねて出来上がり

composite  -compose Over -geometry 160x160+330+260 test4.jpg test2.jpg test5.jpg

composite コマンドで画像を重ねます。

composite

  • -compose Over 重ねる
  • geometry 切出しと同じ値セットを指定
  • ファイル名 test.4jpg test2.jpg test5.jpg =>上に被せる画像、下に被さる画像、出力画像

の順で指定します。

完成!

(test5)

出来ました。これで簡単にぼかしがかけられますね。座標はある程度でいいんだけど、面倒だったら、JavaScript の offsetX/OffsetYでパパっと取得してしまえばいい(これは別の機会に。)

必要なら、GPSやカメラ情報などExifを剥がす。

morify  -strip test5.jpg

GPSはがしておかないと面倒だよね。

もしかした、レイヤー扱えたかも

ImageMagickのマニュアルをちゃんと読めば、レイヤーを扱えたかもしんない。