Mac OSX Lion のプレビューで画像の編集がある程度可能です。しかし、ぼかしがどうしても出来ない。「ぼかし」よく使うから、欲しいなと思ってた。そのためだけにGIMPとかPhotoShopは面倒だし。
ImageMagick で画像にぼかしを入れる
まず、画像を用意する
(iphone画像 w2580デカイ)
あまりにサイズの大きいものは作業しにくいので小さくしておく
convert -resize 600 test1.jpg test2.jpg
この画像のスタンプ部分をボカスことにする
座標を調べて準備する。
スタンプ部分がどの辺にあるか座標を調べる。
これはプレビューで適当に箱型選択をすると調べることが出来る。
プレビューで選択範囲作れば、座標を調べることが出来る。ボカしを入れるんだから神経質に正確な値が不要。だからプレビューとかでも十分。
準備ができたら、ボカし作業をはじめる。
作業は、
- 切り出し
- 切り出し部分をボカし
- ボカし部分で上書き合成
の順番です。
はじめに、画像を切り出す
大体のサイズがわかれば、それに向かって切り出します。
convert test2.jpg -crop 160x160+330+260 test3.jpg
160x160+330+260 は 縦幅x横幅+X座標+Y座標 です。今回は160x160の正方形を 座標(330,260)から切り出しました。もちろん左上が(0,0,)です。
次に、切り出した部分をボカス
切り出した画像をぼかします
convert test3.jpg -gaussian-blur 5x10 test4.jpg
画像のwidth の 5〜10%のRadiusだと手っ取り早く文字が隠れてくれました。
最後に、ぼかした部分を元画像に重ねて出来上がり
composite -compose Over -geometry 160x160+330+260 test4.jpg test2.jpg test5.jpg
composite コマンドで画像を重ねます。
composite
- -compose Over 重ねる
- geometry 切出しと同じ値セットを指定
- ファイル名 test.4jpg test2.jpg test5.jpg =>上に被せる画像、下に被さる画像、出力画像
の順で指定します。
完成!
出来ました。これで簡単にぼかしがかけられますね。座標はある程度でいいんだけど、面倒だったら、JavaScript の offsetX/OffsetYでパパっと取得してしまえばいい(これは別の機会に。)
もしかした、レイヤー扱えたかも
ImageMagickのマニュアルをちゃんと読めば、レイヤーを扱えたかもしんない。