/etc/apt/sources.list を分割したい
/etc/apt/sources.list は分割することが出来ます。
分割ファイル保存フォルダを作る。
sudo mkdir /etc/apt/sources.list.d
ファイルを保存します。
sudo echo "deb http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian lenny non-free" \ > /etc/apt/sources.list.d/virtualBox.list
解説。
apt の バージョン 0.6.43 以降では、/etc/apt/sources.list と同じ書式の、"."で始まらず、 英数字と "_" "-" "." だけからなり、拡張子が "list" のファイルをディレクトリ /etc/apt/sources.list.d に配置すると、読み込んでくれます。
これにより肥大化した sources.list を分割することができます。
実際にやってみました。
HadoopやvirtualBoxを別ファイル管理する。
takuya@debian:~$ tree /etc/apt/ /etc/apt/ | |-- sources.list #元々のsources.list |-- sources.list.d | |-- hadoop.list #virtualbox用 | `-- virtualbox.list #hadoop用 |-- ...(略) | `-- trusted.gpg 2 directories, 16 files takuya@debian00:~$
分割すると何が嬉しいか。
- 誰が作ったか分かるようにしやすい。
- バージョン管理しやすい。
- 用途ごとにファイルを分割しておける。
とくにお勧めは、用途ごとにファイルを分割管理できる点。用語とごとにファイルが管理できるとPuppetなどの構成管理ツールと相性が良い。
ファイル単位で管理できると、「なぜこのファイルを追加したのか」が明確になり、管理者ごとに担当ごとにファイルを分割しておくことが出来る。従ってアプリケーションのインストールのドキュメント化が行ないやすい。
インストールした順番が関係なくなる、マニュアルを作りやすい。
echo "deb htp://example.com/contrib lenny "> /etc/sources.list.d/MyAPP.list
